いくつかスタンダードなDAWは使ったことがあるが、私にはabletonが一番相性がいいようだ。
言ってしまえば、単なる製作ツールをどうこう評価するのもいかがなものか?とも思うが、製作する上でこの相性はとても大事なのでちょっと私見をまとめてみました。
私にとってabletonは思考を中断するような操作をしなくて済み、操作していて楽しいと思える錯覚に陥るくらいMIDIとオーディオが同様な操作ができる直交座標的な操作体系を備えたDAWなのである。
一言で言えば、「やりたいことが思考を中断することなくすぐできるDAW」ってところでしょうか。
いままで取説のたぐいはほとんど読んだことがないが、これできるかな?と「おりゃ!」っと操作したらできた。の連鎖でそこそこ使えるようになりました。これは、まさしく優れたUIを備えている証だと思います。
たまに「ループベースのDAW」と勘違いする方がいらっしゃるがそんなことはありません。
pros
・タイムストレッチエンジン
abletonはタイムストレッチをwarpと呼んでいるが、この機能が売りの一つのableton。初期バージョンから、タイムストレッチエンジンが搭載されていた。
そのため、基本設計がしっかりしていたため無理なく機能拡張が出来ている。warpモードを選択できるのでネタに最適なタイムストレッチが可能。
・easy to use
複雑なことが簡単な操作で行える。制限事項が少ない。世の中、簡単なことを複雑に見せているものも結構あります。
・スムーススクロール
製作中に拡大することはよくあるがスムーススクロールするため、画面が切り替わることでの思考の中断が無い。
このスムーススクロールはアレンジメントビューだけでなく、クリップも同期するという優れもの。
・トラックの複製機能
ちょっとこのトラックをベースにモディファイしたトラックを作りたい。ということがあるが、トラックに含まれるインスト、エフェクト、クリップ、エンベロープのすべてを複製してくれる。
・直感的なピアノロール
ペンを持ち替えたりする煩雑な操作は必要ない。ノート追加、範囲選択、ドラッグ、デュレーション変更がそのままできる。
・プラグインのホットスワップ
プラグインを乗せかえることができる。たとえば、アンプシミュレータをこちらに変えてみようみたいなことができる。
・ファイル、ブラウザ画面
画面左に常に出ている。複数のアイコンに表示させる内容を定義できるため、プラグイン、サンプル、MIDIデータなど簡単に取り出せる。
・とっちらからない画面
機能選択したら新たなウインドウが開いて、、みたいなことが無いため、ウインドウをいっぱい開く必要がないため、狭い画面で使える。基本画面はセッションビューとアレンジメントビュー。この2つはTABキーで切り替え。
・意外と便利なセッションビュー
簡単に言えば、作成したクリップのデータベースを保存しておく画面。
DJがライブで使うのがメインな画面だが、製作でも思いついたフレーズのメモとして重宝する。
・オートグリッド
グリッドがズームレベルで自動に変ってくれる。
・豊富なファイルタイプ
私は1つのフォルダーにすべて集めておきたいので、そうしているが、wavデータを除いて保存も可能。ま、これは他のDAWにもあるが、不必要なサンプルの整理などプロジェクト管理機能も充実している。
・出力にSRC装備
私は最終的にはレンダリングが正しく行えれば、モニタリングのクオリティーはそこそこでいいという考えなので、出力にSRCがのっているため、PCのサウンドカードのサンプリングレートに依存せずに鳴らせるのはポイントが高い。
・自動化されたVSTパラメータの自動アサイン
プ
ラグインのつまみを動かすだけでトラック、クリップのエンベロープが反応する。あとは動いたエンベロープでお絵かきするだけ、、つまり、メニューからパラ
メータ選択したりとか、えーっと「このつまみをMIDIのCC何番にアサインして、、」みたいな面倒な操作が必要ない。この機能は手持ちプラグインのほと
んどで機能するが、プラグイン側の仕様によるためatmosphereなど一部では機能しないが、そのときは従来の手順でできる。
・リサンプリング機能
プラグイン操作した結果を別のトラックにリサンプリングできる。
・おまけがしょぼい(のがいい)
気に入ったプラグインは自分で買えばいいので、おまけのハンパなものがインストールされるなら無いほうがありがたい。
・アップデータがフルインストーラー
個人的には差分アップデータってなんか好きじゃない。サイズもコンパクトなのでDLも楽。
・動作が安定している
最新版はどうかわからないが、私のバージョンでは落ちたことがない。また、CPUメーターが限界に近づいたときに、粘って限界点が予測できるのもありがたい。
cons
・スタンダードなDAWとは若干操作が違うのでとっつきは悪いかも?
・クリップにMIDIエンベロープは作れるが、トラックにインストエンベロープは作れるがMIDIエンベロープが作れない。
ま、再配置のためクリップで完結しておいたほうが便利なので実害は無い。
・エフェクトプラグインがしょぼい。そもそもインストは期待してないがエフェクトはもうちょっといいものが欲しいかも?
・レンダリング時にシングルコアしか動いていない?
・vstpluginフォルダーが1つしか指定できないので1箇所に集める必要がある。
・初回起動が若干遅いかな?
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